
「養育費や教育費など、成人するまでにいくらかかるんだろう?」
子どもを持ちたいと考えたとき、多くの方が真っ先に考えるのは、「お金」のことではないでしょうか?
「夫の収入だけで、やっていけるのかな?」
「自分も働きに出ないといけないのでは?」
もし、旦那さんが低収入だったとしたら、子どもを持つのはムリかも・・・と考えるかもしれません。
この記事では、実際に子どもを育てる時にお金がどれぐらいかかるのか、子どもを持つことの意味について考えてみます。
実際に、子どもを育てるのにどれぐらいお金がかかるの?
少し古いデータになりますが、内閣府が発表した、「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」があります。
0~15歳の保護者を対象にした調査の結果、平均すると、子ども一人あたり年間約118万かかっていることがわかりました。
「118万!」
びっくりされた人も多いのではないでしょうか?
この金額は、住んでいる環境や、ご両親の考え方(教育費にいくらかけるか)、子どもの年齢(未就学児は、国の補助金制度などから、低額にはなります)などによって違いがあります。
金額だけ聞いてしまうと、
「もう絶対ムリ。諦めた。」
そんな気持ちになってしまうかもしれません。
ただ、ここで改めて、「子どもを持つ意味」について考えてみてほしいのです。
「子どもを持つ意味」を考える3つのポイント
✔子供を持ちたい理由を考える
✔子どもを持たない生活を想像してみる
✔夫婦で将来像を共有する
それぞれについて考えてみましょう。
子どもを持ちたい理由を考える
あなたは、なぜ子どもを持ちたいのでしょうか?
「子どもがいたら、賑やかな家庭生活になりそうだから。」
「周りの同世代は、皆子どもを出産してて、羨ましいから。」
いろいろな理由があると思います。
なかには、旦那さんのご両親からのプレッシャーや、「結婚したら子どもを産むのが当然」といった固定観念があるかもしれません。
周囲の人の意見を聴くことは、大切です。
しかし、参考にするのなら良いのですが、その通りにする必要はありません。
子どもを産み、育てていくのは、夫婦で行っていくこと。
子どもを持つか持たないかは、ご夫婦が判断することだからです。
改めて、自分が子どもを持ちたい理由を考えてみてはいかがでしょうか。
子どもを持たない生活を想像してみる
子どもを持たない生活ってどんな生活をイメージしますか?
夫婦だけだと最初は楽しいけれど、徐々に会話も減り、喧嘩することもなくなる。
そして、老後は孫の顔すら見られず、寂しい日々を過ごすのではないか・・・
そんなネガティブなイメージありませんか?
もちろん、そんな人生を送る可能性はゼロではありません。
だけど、子どもがいればそんな心配がなくなるのでしょうか?
子どもはいつか巣立っていき、夫婦2人に戻ります。
子どもが結婚するとも限らないし、自分たちの面倒を見れるとも限りません。
我が家は子供がいない夫婦です。
もともと夫は子どもを欲しいと思っておらず、私もそれほど「子供が欲しい!」というわけではありませんでした。
2人だからこそ、お互いに向き合う時間は多いです。
ちなみに休日は2人で一緒にいることが多いですよ。
夫婦の関係だけじゃなく、社会との関わりにも目を向けやすいというものあります。
自分がやりたかった仕事のキャリアを積む。
余暇で友人と外食をしたり、旅行に出かける。
経済的なゆとりを持って生活をする。
子どもを持つことで得られるものもありますが、得られ難い生活があるということも想像してみてください。
夫婦で将来像を共有する
子どもを持つことへの考えは、人それぞれだと思います。
旦那さんの気持ちはどうでしょうか?
お互いのことは分かっているつもりになっていませんか?
子どもを持つことを含めて、将来について二人で話し合いを持つことも大切です。
もしかしたら、夫婦間で考え方にズレがあるかもしれません。
けれど、ズレがあって当然。
これまでそれぞれ別の人生を過ごしてきたので、価値観が違って当たり前です。
わが家は、金銭的な理由もあり、積極的に子供を持ちたいというわけではありませんでしたが、「もしも授かったら産もう」という話し合いをしました。
人生において何を優先したいのか?
二人が話し合いをする中で、子どもが必要だと分かったら、改めてお金のことを考える時期なのかもしれません。
もし、子どもがやっぱり欲しいなとなったら、
子どもの養育費を捻出するためには、どうしたら良いか。
旦那さんがもっと稼ぐ?
私がパート勤務をして稼ぐ?
もっと節約できるところがないか?
2人にとっての共通課題は、2人で乗り越えることができるでしょう。
子どもを産む生まないの答えを見つけるだけでなく、良い関係を築く大切な時間になります。
低収入だと子どもは諦めた方がよいのだろうか?【答えは将来のビジョン】
この記事では、子どもの養育費に実際かかる費用と、子どもを持つ意味についてご紹介しました。
お金があるかないかではなく、夫婦にとって、将来どんな生活を描き、そのためにどうしたら良いかを話し合うことは、夫婦にとって重要なことです。
子どもを持つことには、お金に限らず、さまざまな困難があるでしょう。
しかし、夫婦で常に話し合いをすることで、お互いの困っていることを知り、支え合うことができます。
二人にとって、大切なことは何かを見つけていくきっかけになれば、幸いです。