はじめまして、管理人のマナカと申します。
1979年生まれの就職氷河期世代で、夫と2人暮らし。
都内で会社員として働きながら、女性の働きかたやキャリア相談にのっています。
今でこそ「仕事で悩む女性の力になりたい!」と熱い思いを抱いてますが、
私自身、学歴もスキルもなく、誇れる職歴もなくて仕事探しに苦労してきました。
- 仕事に応募しても『未経験』という理由で片っぱしから不採用
- 転職エージェントから仕事を紹介されない
- 正社員になりたくて希望条件を落としたら、採用された先はブラック企業
人並みに生きていたら、人並みに暮らせるはず。
そう思っていたのに、現実はとても厳しかったです。
ずっと努力し続けてきた人だけが人並みの生活を送れる時代で、一度でも決められたレールから外れた人は、そのレールに戻るのはすごく大変なことだと知りました。
だけど本当は、そのレール以外の道だってあるんです。
このブログではそういう可能性があることを知ってもらいたくて、
- 転職、キャリア、スキルアップについての考え方
- 職場の悩み
- 働き方と生き方
など、私の考えや体験談をまとめています。
もしあなたが、今の働き方に不満を感じていたり、将来に希望が持てないと思っているなら、ぜひプロフィールの続きを読んでみてください。
1ミリも人に自慢できるキャリアではなかった私が変われたように、あなたにも変わるきっかけが見つかるかもしれません。
働きたくなくて就活せずにフリーター
私がキャリアにつまずいたのは、社会に出てすぐのことでした。
就活をまったくしないで専門学校を卒業したんです。
卒業したら会社に勤めるなんて、まったく想像ができなかった。
もともと新しい環境に飛び込むことが苦手な性格なのもあり、
自分から就職先を探すなんて行動を起こすことができませんでした。
なにより働きたくなかった。
フリーターになるのはごく自然な流れだった気がします。
キャリアプランなんて考えていませんでした。
結婚したら専業主婦になると思っていたから。
母親がそうだったので、女性の生き方ってそういうものなんだ、と思っていました。
フリーターの頃は好きなことをしていました。
昔からマンガ家に憧れていたので、同人誌をつくって販売したり、
早稲田大学の演劇サークルに入って脚本や演出を手がけたりしていました。
(高校時代は演劇部でした)
そんな私がいよいよ就職について考えはじめたのは、演劇サークルの仲間たちが3回生になって就活をしだした頃。
サークルの同期が次々と引退して、就活をし始めました。
みんな、時期がきたら好きなことをやめて社会に出ていくんだ・・・
なんだか置いていかれるような気持ちになりました。
残っているのは、私と後輩たち。
同期が次のステージに進んでいるのに、私は未だに後輩たちと同じところにいる。
いつか後輩たちもサークルを引退して、就職していくんだろう。
その私は何をしている???
芝居の世界で生きていきたいわけでもないのに、このまま続けるの???
そう考えたとき、はじめて『就職する』という選択肢が頭に浮かびました。
就職しようにも採用されない現実
23歳で定職に就かず、実家で過ごす日々。
さすがに両親からも「就職しないでこのままでどうするの?」とジワジワと圧力がかかってきました。
自分でも何とかしないといけないとは思っていたので、のちに夫となる彼からのアドバイスで、事務職の仕事を探すことにしました。
ハローワークに行ってみたり、
新聞の折り込みに入ってくる求人広告や、
タウンワークに掲載されている正社員の仕事には
応募していました。
それまで就職活動を一度もしたことがなかった私は、応募の電話のかけ方すらわかりませんでした。
雑誌の『とらばーゆ』を買ってきて、電話をかける前に何度も問い合わせの文言を復唱しました。
(当時は、とらばーゆは雑誌でした)
当時はまだ就職氷河期で、新卒でも求人倍率が異常に低くて。
そんななか、私は既卒2年以上で、就活の基本的な知識やノウハウもまったくなく。
年齢が若いというメリットだけはあったので、面接までは割とすんなり進むことができましたが、面接ではことごとく不採用。
事務職の求人では、面接に行っても「未経験じゃあねぇ・・・」と軽くあしらわれてばかりでした。
応募したい仕事があればすぐに面接に行けるように、シフトが決まっているようなバイトはせずに、日払いのバイトで稼ぐ日々。
日払いのバイトは、ほとんどが工場のライン作業でした。
よく派遣されたのは、ヘアケアメーカーの工場です。
ベルトコンベアで流れてくる商品箱に、決められた商品を入れていくという、いわゆるライン作業のお仕事。
募集している人数が多いためか、バイトのメンバーは集合場所に集まって、そこから車で現場まで送ってもらいます。
車で見知らぬ土地に運ばれていく自分は、ドナドナの仔牛のように思えました。
(ドナドナを知らない方は、こちらをどうぞ)
また、他の職場は、真冬になると異様に寒い工場でした。
ヘアケアメーカーのように着替える必要はないけど、とにかく寒い。
コンクリートの床から冷たさが伝わってくるので、足の裏にカイロを貼りながら作業をしていました。
ライン作業をしているのは、ほとんどが私のように日払いのバイトで来ている人。
その間に、ベテランの社員さんが入るような形でした。
「同じ仕事をしているのに、どうして私はバイトで、あの人は社員なんだろう???」
そんな疑問をずっと抱えていました。
日払いバイトの私と、社員の彼女の違いはなんなのだろう、と。
事務職の経験を積むために派遣会社に登録
「とりあえず派遣会社に登録してみれば?」
フラフラした働きかたをしていた私にそうアドバイスしてくれたのは、中学校からの同級生だった友人と、のちに夫となる彼でした。
なるほど、そういう働きかたもあるんだな、と知ってさっそく派遣会社に登録。
事務職を希望しましたが、派遣会社もまともな職歴がない人間をいきなり事務職に応募させたりはしません。
「まずは短期のスポットで、派遣での実績を作ってから事務職を目指しましょう」
そう言われ、電気屋さんでインターネット契約を勧める仕事を紹介されました。
※ちなみにこの頃はまだスマホが登場する前の時代で、ネットは家のパソコンで見るものでした。
事前に研修を受けたときに、
「それほど契約件数にシビアではないけど、月に数件はとるようにしてください」
と言われていました。
まったく契約が取れない状態が続くと、派遣先から悪い評価がつき、契約が更新されないのだそうです。
目安としては月1、2件。
月1、2件と書くとラクに見えるかもしれませんが、当時は、すでに一般家庭にインターネットが普及しきっている時期でした。
しかも私のブースの隣には、大手のライバルが2社。
さらに平日の田舎の電気屋にそうそうお客さんは来ません。
実際、私の前任者のかたは、ほとんど契約が取れず私にチェンジされたのだそうです。
しかし『派遣での評価を良くして、事務職の仕事に繋げたい!』と思っていた私は、とにかく来店したほとんどのお客さんに声をかけまくりました。
もともと内向的な性格ですが、某ハンバーガーショップでの接客スキルと、演劇の経験を全力で駆使したおかげで、毎月の目標契約数は余裕でクリア。
毎月3、4件は獲得していました。
ただ私の本来の性格は受け身で受動的なので、仕事のストレスはなかなか大きく、4ヶ月ほどで契約終了させてもらいました。
でもこの実績のおかげで、派遣会社は約束通り事務職の案件を紹介してくれ、とうとう念願の事務職に就くことになったのです。
いよいよ憧れの事務職と、オフィス勤務
はじめての事務職は、正社員の方のアシスタント。
すでに1人派遣のアシスタントがいて、アシスタントの方の仕事が増えてきたため、追加募集という形の、おまけ要因みたいな立場です。
面接の時から
「(事務職未経験でも)1からキチンと教えるので大丈夫ですよ〜」
とありがたい言葉をいただいてました。
仕事に慣れるにつれて、少しずつ業務内容は増えていきましたが、仕事が増えるのも、残業も、ぜんぜん平気でした。
だって残業代が高いから。
フリーター時代はほどんどなかった貯金が、毎月ドドンと増えていくのは快感でした。
(実家暮らしだったので、毎月大きな支出がなかった)
口座の数字がみるみる増えていくのを目にして、
「もっと口座の数字を増やしていきたい!」
と、貯金に目覚めていきました。
そうは言っても、正社員への憧れがなくなったわけではありません。
仕事に慣れてくると、1人で回す仕事も出てきます。
自分だからできている、という自負も感じるようになりました。
それだけ仕事をしているんだから、当然、社員になりたいという気持ちは芽生えてきたし、自分の仕事を認めてもらえるのでは、という期待もありました。
だけど、その職場で派遣から正社員になった人はいませんでした。
その職場は、働いている人の半分くらいが派遣社員。
私のように派遣会社の派遣もいれば、
派遣会社の正社員が出向してきているパターンもあり、
雇用形態が多様でした。
派遣としては居心地が良いけど、正社員になれる可能性はほぼゼロ。
次第に自分より先輩の人も少なくなっていき、
「このままここにいても、これ以上成長しない気がする」
と感じるようになりました。
そしてこの頃、結婚をしました。
相手はフリーターの頃からつき合っていた年上の彼氏。
仕事の相談もずいぶんのってくれて、とても信頼できる人でした。
ただ、彼は趣味を仕事にしているような自営業。
養っていく自信がないと煮え切らなかった夫に、イキオイで
「私が働くし」
と宣言してしまいました。
お金がないから結婚できない、なんてイヤだった。
問題は私のキャリアです。
もともと働く意欲がまったくなく、「結婚したら専業主婦になるだろうなぁ」とのほほんとした考えで生きてきた私。
結婚して、なおさら正社員への転職を考えるようになりました。
もともと正社員として働きたかったところから始まった派遣のお仕事。
4年ほど事務の仕事をして自信をつけた私は、これで正社員に転職することができる!と、次の職場を決めずに仕事を辞めました。
現実を甘く見すぎていました。
ブラック企業に転職、半年で退職。世帯収入が10万以下に
派遣で事務経験を積んで、これで正社員に転職できる!と思ってました。
だけど、どれだけ応募しても採用されなくて、
「募集をかけてるのになぜ採用してくれないんだろう?」
「私って求められる人材じゃないんだ」
「どうせ対象じゃないなら、面接する前に落としてくれればいいのに…(交通費だってかかってるのに!)」
こんな不満をずっと抱えてきました。
自信をなくしかけていたころ、やっと正社員の事務職に採用されました。
そこは編集とデザインの会社で、仕事内容は総務、経理、秘書、広報。
事務方のなんでも屋さんみたいな仕事でした。
希望の仕事内容につくことができたのですが・・・
かなりブラックな会社でした。
冷静に給与体系をみればわかったことなのかもしれません。
- 年俸制
- 裁量労働制
年俸制というのは、毎月の給料が年収を12ヶ月で割った数字になる形。
そして裁量労働制は、働く時間や配分などの労働時間について、自分自身で決めることができる制度です。
例えば、やるべき業務を3時間くらいで終わらせられれば早く帰れるけど、
終わらなければ、どれだけ残業しても残業代は出ないということです。
たった1人の事務職(しかも未経験)で、仕事は山積み。
しかもなぜか、編集やデザインの方のお仕事を手伝わされることもある。
これ、どう考えても、早く帰れないやつじゃない???
本来、私の仕事は裁量労働制にあたらない業務です。
それなのに、ほぼ毎日、終電での帰宅。
どんなに深夜まで働いても、残業代すらもらえない。
給料を時給に換算してみるとバイト並みの金額で、計算するたびにものすごく落ち込んでいました。
(それでも計算せずにはいられなかった・・・)
派遣のときは残業すれば当たり前に残業代が出たのに、今は派遣の頃より働く時間が長くなって、給料は下がるという事態。
正社員ってこういうものなの???
それでも、
「早く帰れないのは、業務量が多いせいじゃなくて、私が業務に慣れていないせいかもしれない」
「しばらくすれば、もうちょっと少し早く帰れるかも」
と思っていました。
だけど一向に仕事は減らず、周りに助けを求められる人もいなく、社長からは休日にも電話がかかってくる始末。
終電まで働いて、給料もアルバイト並なのに誰にも認められず、怒られる日々。
ある日、いつものように終電で座席に座っていると、会社の飲み会が終わった酔っ払いのおじさんたちが数人、電車に乗り込んできました。
この人たちは、仕事が終わったとには飲み会をして、
その飲み会すら終わって帰るところなんだ・・・
普通の人ならもう布団の中で眠りにつくような時間に、人がまばらな終電で帰宅して、身を削って働いていて。
そしてその帰りを待っている夫の体にも影響与えていると思うと、悲しくて悲しくてどうにもなりませんでした。
働き始めて半年くらい経ったころ、「あ、もう無理だ」と思いました。
このまま働き続けても、きっと状況は改善されない。
もう辞めよう。
そう決めて、たった半年で正社員の立場を捨てることにしました。
正社員になったら幸せになれるの?
初めての正社員の経験があまりにも辛かったもので、そのあとしばらく働く気になれず、ダラダラとした生活を送っていました。
普通に考えたら専業主婦なんですが、夫の収入だけでは生活できないので、気持ちはニート。
毎月の生活費で貯金がどんどんなくなっていく。
それでも「もう働きたくない」「もう面接受けたくない」という気持ちで、再び働き始めるまで2年かかりました。
転職エージェントに登録したり、紹介予定派遣を希望してもまったく仕事を紹介されなくて。
私がこれまでやってきた努力ってムダだったのかな。
結局、私は求められる人材じゃないんだ。
もう一生派遣かもしれない。
面接で落とされては落ち込んで、だけどどうしようもなくて、結局、派遣で働くことになりました。
派遣として働き始めて数年経って、ありがたいことに正社員登用されました。
何年も何年も憧れ続けた、事務職の正社員でした。
だけどこれで安泰だ!とは思えませんでした。
いきなり仕事がなくなるという不安からは解放されたけど、この生活を60歳まで続ける自信はありません。
そもそも定年まで会社勤めできる自信がない。
もたもと働きたくなかった。
このまま60歳まで働いたとき、私は幸せだったと言えるだろうか?
どうせなら好きなことをして仕事したい。
お金が必要な分だけ仕事をするような働きかたをしたい
もちろん努力すればその分収入も増えるような
今の職場でそれができる?
できるわけない
だって給与体系が決まっているんだもの
自分が頑張った量と、給料は比例しない
このまま働き続けても、貯められるのはせいぜい2,000万。
それだってうまくいっての話だ。
正社員になってからは、
『セミリタイアしたいな』
『もうあっという間に20年くらい経ってしまえばいいのに』
そんなふうに考えてました。
この頃から副業に興味を持つようになりました。
もともと趣味でブログを書いていたこともあって、ネットで収入を得られることは知っていました。
見よう見まねで取り組んでみて、毎月ささやかな収入は得られるようになりました。
だけどお小遣いなんて言えるほどの金額でもなく、頑張れば収入が増えるようにも思えませんでした。
貯金1,000万を超えて目が覚めた
この頃、20代からコツコツ貯めていた貯金が1,000万を超えました。
もともと実家が裕福ではなかったので、お金を使わない生活は得意でした。
「いかにお金を使わずに生活できるか?」を考えるのが楽しく、Bライフやミニマリストのサイトを見るのが好きでした。
物欲がない私にはミニマリストの感覚がとても合っていて、ファッションや食事の内容がどんどんシンプルになっていきました。
そんな生活を続け、とうとう貯金が1,000万を越えました。
これまで見たことがない桁の数字を目にしたとき、「やったーーー!」と達成感でいっぱいになりました。
人生初の貯金8ケタは、ものすごい達成感で。
貯金ゼロ(独身時代)からよくこんなに貯めたものだなぁ。
私えらいなー。
これまでの努力を噛みしめたあと、次の目標について考えました。
この先、どうやったら2,000万になるだろう?
そしてすぐに気づいたのです。
節約して貯めても、目標は、
2,000万を達成したら3,000万に、
3,000万を達成したら4,000万に、
永久になくならないものなんだ。
毎月収入があって、お金を使わない生活を心がけても、それでも老後への不安は消えない。
この不安っていったい何なんだ?!
貯金1,000万貯めても老後の不安はなくならない。
それが例え3,000万になったところできっとそんなに変わらない。
だって残りの人生の長さで、かかるお金は変わってくるから。
貯金で老後の生活をなんとかしようと考えた時から、一生老後のためにムダ遣いをしないような生活を送ることになる。
手持ちのお金とにらめっこしながら「あとどれだけ生き延びられるだろう」なんて考えながらの生活になんの楽しみがあるのだろう。
3,000万持っていたって、
いつ病気になってしまうかわからないから、
と将来に保険をかけて、
年一回のささやかな国内旅行さえ我慢するのは幸せな生き方なの?
仮に定年まで働いたとして、収入がなくなったあとはきっとこんな考えになると思うのです。
「今年はいくら使えるのか?」
「節約すれば、来年はもっと余裕ができるかも」
そして結局、一生、お金を節約し続けることになるんだろう、と。
将来のために今、節約する。
この考えかただと、80歳になっても『いつまで生きるかわからないから』と節約し続けることになる。
どれだけ節約して貯金を増やしても、不安はなくならない。
そう思ったとき、「節約だけじゃダメだ!」と危機感を抱いたのです。
今より収入を増やさないといけない。
しかも転職でどうこうできるレベルじゃない収入を。
守るのではなく、攻めなきゃダメだ。
そうして、それまでお小遣い稼ぎ程度にしか考えていなかった副業に本気で取り組むことにしたのです。
私が伝えたい事(理念)
長い、長い私の話を読んでいただきありがとうございました。
社会のレールから外れ続けたキャリアだったけど、そこからなんとか這いあがろうとあがき続けてきました。
その努力はムダではなかったけど、もし、もっと早く自分の力で稼ぐ方法に出会っていたら、こんなに苦しむことはなかったのかもって思います。
良い大学に行って、良い会社に就職するっていう考え方は根強いけど、それで幸せになれないことは、もうほとんどの人が実感していると思います。
こんな便利な世の中になっているのに、働く環境はぜんぜんラクにならない。
やるべきことや時間に追われて心に余裕がない。
じゃあ私たちはどうすれば幸せになれるのか?
それは、「自分で人生をつくる」って決断することです。
私の人生このままなのかな・・・と諦めるのではなく、どうしたら今の状況から抜け出せる?って真剣に考えること。
私の夢は、そんなふうに悩む女性のサポートをして、1人でも多く、自力で幸せな人生をつかむ人を増やすことです。
もし、このブログを読んで、インターネットを使った収入を増やす方法をやってみたい、興味あるなという方は、こういう働き方があるよ、こんな収入を得る事ができる、という事をLINEで詳しくお話ししています。
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