幸せになるために

子供がいないことは不幸?女として失格なの?

結婚するとほとんどの人が「子供がいることが女性の幸せ」と考えますよね。

だけど、なかには子供のいる人生を悔やむ人だっています。
子供のいない人生に、後悔をする女性だっています。

実際、「子供が出来ないのは不幸か?女として失格なのか?」と問われたとき、考え込んでしまいます。

子供を産んで育てるのは遺伝子に組み込まれた情報

人は、遺伝子レベルで繁殖しています。
「子を産み育て、子孫繁栄させる」という、遺伝子レベルでの情報が備わっているからこそできる技なのです。

「人間」という種の保存のために、人は繁殖活動を続けています。

人だけではないですよね。
地球上にいるすべての動植物が、子孫繁栄のために生きているのです。

つまり私たちは、頭で考えて子を産み育てているようで、実はそうでもない、ということ。

では子供がいなかったら、不幸なのでしょうか?

そんな事はありません。
もし何らかの事情で子供を持つことができなかったとしても、たまたまタイミングが整っていなかっただけ。

私たちは子どもを産み育てることを本能として持っているけど、
そうじゃないと不幸なわけではありません。

そんなこと言ったら、子供のいない人全員、価値がない人ってことになってしまいますよね。

人間は、自分の行動を選択できる生き物です。

周囲の圧力のせいで不幸だと思わされてない?

ときどき「子供を産む、産まないで姑とケンカになった」という話を聞きます。
こんな風に周囲の圧力のせいで、望まぬ妊娠や、子供ができないことに苦しむ女性が出てきてしまうのだと思います。

私自身は子供がいませんが、子供がいないから不幸だとは思っていません。
(正確には「不幸だと思っていた時期もあったけど、今はそう思っていない」)

そう思えるのはおそらく、夫の両親も私の両親も、それ以外の周囲の人からも
「早く孫の姿が見たい」
「子供はまだなの?」
というようなことを一度も言ってこなかったからだと思います。

周りが「子供を産むのが当たり前!」という環境だと、「産まない自分は・・・」と考えてしまうかもしれません。
だけど周囲の意見には振り回されないでください。

あなたの人生は、あなたが決めていいんです。

子供がいるから幸せとは限らない

実際に子供を育てた友人ですら、「正直、幸せだったのかはよくわからない」と言います。
逆に、子供たちの手が離れた今こそ、本当の人生だと思ってるそうです。

子供がいるということは、自分以外の世話を焼かなければならないということ。
どんなにそつなくこなす女性でも、一度は「疲れた」と口に出てしまったのではないかと思います。

赤ちゃんならおむつ替えや、ミルク。
子供なら食事の支度や、学校行事。
大きくなっても大学進学や就職等でいろいろ心配したのも束の間、
結婚しても、最近は親と一緒に住むことなどほとんどなく、独居老人の世帯が半数以上を締めています。

それを幸せと感じる人もいるかと思いますが、
そうじゃないから不幸、なんて誰にも言えません。

私たちが「お金」と「幸せ」に関係を求めてしまう理由」でも書きましたが、
「〇〇さえあれば幸せなはず!」という考えそのものが、不幸の始まりです。

自分の人生を否定しないで

子供のいる女性は、独り身の女性を羨みます。
子供のいない女性は、出産した女性を羨みます。

他人の芝生は青く見える」んです!

人は、自分にないものを欲しがり羨むもの。

なかには子供のいる人生を最高と思い、子供のいない人生を謳歌している女性もいっぱいいらっしゃいます。
自分の人生に自信を持っているからこそ、そう思えるのです。

自分の置かれている状況を悲観しないこと。
それこそが、自分の人生を否定しない唯一の方法です。

パートナーとの間に子供がいないことを悔んでいるなら、それに負けない自分の人生を楽しんでください。
そして子供がいる方は、どうぞ大切に育ててあげてください。

自分を肯定することで、幸せが生まれてくるはずです。