
人生後半に差しかかる40代は、これまで感じたことのない不安に陥りやすいもの。
以前より身体の疲労が抜けにくくなり、気持ちに身体がついていかなくなったとき。
これから先のことを想像しても、楽しそうな未来が思い浮かばないとき。
今までそんなふうに考えたこともなかったのに、突然、人生の終わりが見えた気がして、
「この先どうやって生きていこう」
「何を楽しみに生きていこう」
「このままなんとなく今の生活を続けて、老いていくのかな・・・」
と、気力がなくなってしまうときがあります。
こんなとき、どうしたらこの不安を乗り越えることができるんでしょうか。
人生の楽しみっていったいなんだろう?

人生の楽しみっていったい何なんですかね???
考えてみると、私がイメージしていたのは、人生の楽しみ=ライフイベントのような気がします。
一般的には、誕生・就学・就職・結婚・出産・子育てなど。
私が40歳を過ぎて人生の楽しみがなくなった、と感じたのは、もしかしたらライフイベントがなくなったからかもしれません。
しかし、主なライフイベントは10年以上も前に終わっているのに、なぜ今さらこんな気持ちになってしまうのでしょうか。
そう考えると、理由は他にもある気がします。
独身でも、子供がいなくても、楽しく生きていける
独身だと強い孤独を感じると聞きます。
たしかに、友人の家庭の話を聞いたとき、家で1人でいるとき、ふと「もし結婚していたら・・・」と考えてしまう気持ちはわかります。
しかし、本当に結婚していない=孤独なのでしょうか?
- 結婚していなくても、充実した毎日を過ごしている女性
- 結婚しても、子供ができずに苦しんでいる人
- 子供がいても、良好な関係を気づけなくて悩んでいる方
結婚していても、子供がいても悩みを抱えている人はたくさんいます。
結婚生活や子供に生きがいと感じ、そこに幸せを見出しているのも、それはそれで良いことです。
ただ、それは、相手がいてくれるから感じられる幸せ=他人にゆだねた幸せであって、自分で作りだしたものではないですよね。
「結婚さえしていれば・・・」
という考えは、結婚したあとにも
「子供さえいれば・・・」
「家さえ買えば・・・」
「お金さえあれば・・・」
と、つぎつぎ形を変えて現れます。
私は、夫の収入はほぼないですし、金銭的な理由で子供もいません。
悲しんで不満を言うネタならいくらでもあります。
実際、10年以上そんな気持ちを抱えて暮らしてました。
でも、ある時ふと気づいたんです。
ネガティブな考えに支配されていても、なーんにも変わらない。
10年以上「なんでこんな環境なんだろう・・・」って悩み続けたけど、1ミリも変化は起きませんでした。

結局、どんな環境であっても、自分を幸せにできるのは自分だけなんだ、って10年以上経ってやっと気づきました。
生きがいは自分の中から出てくる

あなたの心の奥底には、今、なにが隠れていますか?
孤独?
諦め?
それってすごくもったいないですよ。
人は生きていることそのものが、奇跡。
人は生まれてくるまでの10ヶ月間、母親のお腹の中にいますが、その間、母親という大きな力によって守られて生かされています。
そして生まれてくるときは、自力で母親の産道を通ってこの世に出てくる。
私たちは、自分の意志でこの世に生まれ出てきたんですよね。
せっかくこんな壮大なドラマを経験しているんです。
40代からを人生の後半とするなら、もう一度自分のドラマを作ってみませんか?
心にポッカリ穴が空いたような気持ちになっている今だからこそ、あなたが本当に楽しいと思うことを始めてみませんか?
始めはそれほど楽しいと感じていなかったことでさえ、ちょっとした目標ができると楽しくなってくるものです。
きっかけなんて、内容なんて、なんでもいいんです。
そこからあなたが本当に求めているものが見いだせれば、それが生きがいになります。
自分を主人公にしてみましょう

これからの人生後半を大きなステージとしたとき、そこで演じる役者はあなた自身。
自分自身が主役です。
せっかくならハッピーエンドな物語にしたいですよね。
だけど、どんな物語でも、何もしないでハッピーエンドは訪れません。
ハッピーエンドにするためには今、何をすればよいのでしょう?
物事に対する気分の気持ちを観察してみる
まずは自分が楽しい!と思うことから始めてみましょう。
「それがわからないから困ってるんだよ・・・」と思うかもしれませんね。
確かに、私たちは普段、やらなければいけないことばかりに意識が向いていて、自分の望んでいることに目を向ける時間がありません。
だから自分の気持ちに気づく能力が弱まってるんです。
まずは、自分が幸せだと感じることに気づく力を回復させるためのステップから始めていきましょう。
小さなことからでOKです。
たとえば花屋の前を通って、キレイな花を見つけたとします。
その花を見て「キレイだな」と感じたら、
- なぜその花がキレイだと思ったのか?
- その花の色?形?
- それともその花のイメージ?イメージならどんなイメージ?
こんな風に、自分がステキだと感じたことについて分析してみる。
それから「この花とどういう状態にあったら幸せか?」と想像を広げてみましょう。
- 自分の部屋にその花が飾ってあったら幸せか?
- その花を自分で育ててみたらどうだろう?
- それとも、もっとたくさんの花が咲いている景色を見てみたい?
上に書いた3つは、すべて簡単に行動に移すことができます。
お花を買って、その種も買ってみて、お花畑が広がっている景色の場所を調べてみる。
- お花を買って帰っただけで、気分が良くなって人間関係のストレスが軽くなるかもしれない
- お花を育てていく過程を記録に残したくて、SNSを始めるかもしれない
- お花畑が広がっている景色が見てみたくて、旅行の計画を立てるかもしれない
こんな風に、ほんの小さなキッカケが、あなたの行動を大きく変えます。
こうして自分の考えが書ける場所があるから。
そしてそれを読んでくれる人がいるから!
どんな小さなことでも良いので、幸せと感じることを見つけてくださいね。
動物を飼うことや、新しい習いごと。
自分のためにおいしい料理を作ること。
やることに限定しなくたっていいんです。
自分が好きなこと。
気持ちいいと感じる瞬間。
自分がワクワクするものを見過ごさないようにしましょう。
心惹かれたもの、興味ある情報、やってみたいこと・・・なんでも忘れず書き留めてみてください。
小さな幸せを見つけるコツは、こちらの記事が参考になるかなと思います。

あなたにとって「ハッピーエンドの人生」とはどんな人生?
人生の後半は、まだ始まったばかり。
これから自分の物語を始めても決して遅くありません。
それは、自分の生き方を再確認することでもあります。
あなたがこれから作るのは、自分のハッピーエンドの物語。
自分の物語をハッピーエンドにするために、今から動き出しましょう。
ここで1つ質問です。
どんな人生をおくれたら「幸せな人生だったな」と感じれそうですか?
これがないと、ゴールの場所がわからないマラソンになってしまいます。
- 本当はやりたいけど、やれなかったこと
- 今仕方なくやっているけど、本当はやめたいこと
- 周りの人がやっていて「良さそうだな」と感じたもの
こんな感じで、自分の理想の生活の1日を思い描いてみてください。
理想の生活をイメージして、そうなるために今やるべきことを考え、行動するようになると毎日が楽しくなっていきます。
たとえば私の場合、
- このまま定年まで会社勤めを続けるのはムリ
(通勤つらい、仕事しないで偉そうな管理職がイヤ、頑張っても給料には反映されない)
逆に考えたら、こんな環境で仕事したい
- どこにいてもできる仕事
- イヤな人とは関わらないで、やる気に溢れている仲間と一緒に仕事
- 頑張った分だけ給料に反映される
- 人を育てていきたい
働きかた以外でも
- 毎日、自分と向き合う時間を確保したい
- 人混みがキライだから、出かけるのは平日がいい
- 平日に旅行したい
- 緑が多い場所で1ヶ月くらい連泊して、のんびり過ごしたい
- 家事はやりたくないから、家事代行をフル活用
そう考えた結果、自分で稼ぐ仕組みを作るために、起業・副業に特化したビジネススクールで学んでインターネットを活用した1人ビジネスを始めました。
(ちなみにそこで出会ったのが、次世代起業家・経営者アカデミーの無料セミナー)
今は理想の生活を実現するために、やるべきことをやっている。
そう考えられるようになり、将来に対する不安よりも楽しみのほうが大きくなりました。
「そう言われても・・・具体的に何をしたら良いのかわからないよ」って思いますかね?
それなら人間関係や仕事などの場面で、幸せになるためにやるべき行動プランがわかりやすく書かれているこちらの本が参考になります。
私たちは意外と、日常の生活では生きるための行動しかしていなくて、幸せになるための行動はしていないそうですよ。
ぜひ一度、自分に幸せについて考えてみてくださいね!