働き方

仕事前は憂鬱、失敗したら自己嫌悪…感情をなくすってできる?

仕事をしていると、どうしてもイヤな気持ちになったり、ストレスを感じることって多いですよね。

お客様から理不尽なクレームがきて落ち込んだり
苦手な同僚に振りまわされてイライラしたり
自分のミスで失敗して自己嫌悪に陥ったり・・・

こんなにツラい気持ちに振りまわされたくない。
だからといって、簡単に転職なんてできない。

「いっそ感情なんてなければ、ラクなのに」なんて思ってしまうことありませんか?

感情をなくすことは難しい

当たり前ですが、感情をなくすことは難しいことです。
それは人として生きているのだから、仕方のないこと。

それにいらない感情なんてありません。
感情があるからこそ、つらくても周りの人と協力したり、悔しさをバネに頑張れたりできるのではないでしょうか。

落ち込むことは誰にでもあるし、
仕事前は憂鬱になる方も少なくありません。

仕事が楽しいと思っている人は、ほんの一握りということです。

イヤなことが起こったときに、それをどうとらえるか?がとても大事なんじゃないでしょうか。

まずは、ストレスの原因になっているものを探ってみましょう。

原因その1 職場の人間関係がつらい

一番多いのが、職場での人間関係じゃないでしょうか。

イヤミをいう上司や、陰口をたたく同僚。
そんな人たちに囲まれているとしたら、正直、地獄ですよね。

ただ、その人たちのことを気にして仕事を辞めてしまうのはもったいないです。

一生、一緒に過ごすわけではありません。
途中で退職するかもしれませんし、部署が変わることもあります。

それに、職場は仲のいい友達を作るところではないです。
あくまでも仕事をして給料を頂くところなので、あまり考えても仕方ないです。

イヤな人がいても「しかたないなぁ」くらいに考えて、気持ちを乱されないようにしましょう。

私の人間関係がつらかったエピソード

私は以前働いていた飲食店で、先輩にひどく無視されていました。
思い当たる原因もなかったため、悩みましたが、
「転職しても嫌な人はいるかもしれない・・・」
と思って1年間頑張ってみました。

それから1年たったころ、先輩から急に言われました。

「1年よく頑張ったね」

その飲食店はチェーン店でマニュアルも厳しく、普通の人は1カ月続きません。
だからこそ、先輩は私に対してあえて無視して仕事を覚えさせていたようです。

私がいらないわけではなく、逆に、頑張ってほしいから仲良くしなかったんです。

もしあの時、いい加減に仲良くされていたら、私はなかなか仕事を覚えず
途中で仕事を辞めていたかもしれません。

ある意味、先輩としての心遣いだったのだと感じました。

こういった、いい意味でのイヤな人ばかりではないと思いますが、
もしかしたら、何か理由があるのかもしれません。

ただその理由を知ることは難しいので、悪い妄想は膨らませずに、自分がやるべきことに集中しているほうが良い結果になります。

原因その2 仕事が難しい

これは働くうえで非常に重要なことです。

仕事をしなくてはいけないのですから、もし難しいのであれば
一人で抱え込まずに、先輩や上司、同僚にアドバイスを受けましょう。

「そもそも、わからないことが何なのかがわからない!」
という場合は、まずは一つずつメモをしていって、何がわからないのか洗い出さなくてはなりません。

その上で、自分で調べてもわからないことは、上司や先輩、同僚にアドバイスを受けて
解決していく必要があります。

一度覚えれば解決することなのか、それとも状況によって解決方法が違うのか。

覚えれば解決することなら、常にメモで確認するようにする必要がありますし、
状況によって解決方法が違うなら、解決するための考え方を知らなければいけません。

漠然と「難しい」と感じているだけだと、状況は改善しません。

まずはなぜ難しいと感じているのか?を細かく分解していきましょう。

原因その3 やる気が出ない

「何となくやる気が出ない」
「疲れていて仕事がしたくない」

そんな風に考えてしまうのは、誰にでも起こりうること。

不真面目だから仕事に行きたくないわけではないのです。
逆に真面目だからこそ、疲れてしまっている証拠じゃないでしょうか。

そんな時にカラ元気を出しても、自分を追い詰めるだけ。
思い切ってリフレッシュすることをおすすめします。

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原因その4 失敗やミスが怖い

「ヒューマンエラー」という言葉があるように、人間は失敗やミスをする生き物です。

どんなに仕事ができる人でも、ミスをしない人間なんていません。
そういう人は、自分なりにミスをしない仕組みを作り上げているんです。

もし仕事上で失敗やミスを犯してしまったら、
すみやかに報告をして、対応をし、謝罪すれば良いのです。

そして、今後同じ失敗を繰り返さない方法を考える

私はクレーマーっぽいお客の担当になり、精神的にとてもしんどい時期がありました。

イヤでイヤで「もう仕事辞めたい・・・」という気分で毎日過ごしていたのですが、
途中から
「めっちゃ怒られたところで命まで奪られるわけではない」
と考えるようになりました。

仕事で自分の感情が振り回される必要はないです。

仕事で怒られても、あなたの人間性が責められているわけではないんです。
むやみに落ち込んだり、卑屈になったりする必要はないんですよ。

職場に行くのが憂鬱なとき

ここまで書いておいてなんですが、私は比較的、感情をなくて仕事しているほうかなと思います。

朝起きて、仕事に行くことを考えて憂鬱になることはほぼないし、
休日前に「サザエさん症候群」になることもありません。

それは、上に書いた過去のひどかった時期に比べて、今が全然マシだから。
(しんどかった当時は、一日中憂鬱で眠りも浅かった)

だから、もし今あなたがしんどくても、それが将来気持ちをラクにさせるものになるかもしれません。

身体に症状が表れるほどムリしてはいけないと思いますが、
憂鬱な感情に支配されないように気をつけてくださいね。