苦手なことでも、努力を継続できるようになります。
私はダイエットのためにジョギングを始めるとき、自分でも
「三日坊主で終わるかもしれない」
と思っていました。
これまで受験勉強や就職活動など、何かに全力で取り組んだことがなかったからです。
そんな私が、
「ダイエットのために仕方なく始めたジョギング」
をどうやって
「趣味のマラソン」
に変えていったのか。
その方法についてお話ししようと思います。
1、小さな目標を立てる
私がジョギングを始めるときに最初に立てた小さな目標は、
「ジョギングを習慣化すること」
でした。
最終目標のダイエットよりも、小さな小さな目標です。
でもそんな目標でOK。
大きな目標を一気に達成しようとすると、その目標の大きさに打ちのめされてしまいます。
一段一段、階段を上るように、小さな目標を1つずつクリアしていきましょう。
そうすることで目標へのハードルは低くなるし、一段上がるごとに達成感を感じられるようになります。
2、同じ目標を持っている人がいる環境に身を置く
誰にも言わずに目標を達成するのは簡単ではありません。
新しいことを始めるときは、それ自体がストレスになります。
- 物理的に時間がとられる。
- やる気が起きないときもある。
- 肉体的、精神的に疲労する。
サボろうと思えば、サボる理由なんていくらでもつくれます。
そんなとき、自分と同じような目標を持っている仲間を見つけておくと、勇気をもらえる。
ジョギングを習慣化しようとしたとき、
「今日は走りたくないなぁ」
なんて日がしょっちゅうありました。
だけど他の人のジョギングブログを読んでいると、
「やっぱり走ったほうがいいかな…よし、今から走ろ」
と、突然着替えて走りに行ったり。
コミュニティに入っていると、自分が壁に感じていることを、他の人も同じように悩んでいたり、それを乗り越えていく姿を目にすることがあります。
悩んでいるのは自分だけじゃない。
それを乗り越えた人たちもたくさんいる。
もしかしたら自分にもできるかも!
と思えるようになります。
そうしているうちに、それまで自分には難しいと思っていたことが当たり前にできるようになる瞬間が訪れます。
3、目標を宣言する、公開する
「他の人の記事を読むだけなら、別にわざわざコミュニティに入る必要ないのでは?」
と思うかもしれません。
見るだけなら確かにそうです。
しかしここでの目的は、自分が見られる環境をつくること。
こちらが勝手に見てるだけでは相手から認識してもらえません。
だから自分から
「ジョギングしてます!これくらい走ってます!」
と発信する。
1番簡単なのは、それ専用のツイッターアカウントをつくること。
プロフィールもつぶやきも、それに関することしか呟かない。
すると同じような人から興味を持ってもらえるようになります。
誰かから反応がもらえると、自分が興味を持たれてると自覚します。
そうすると、「見てくれてる人がいるし頑張らないとな」と思うようになります。
これが身近な人だと、うまくいかないんですよね。
ダメな自分がさらけ出せてしまうから。
4、努力の成果を記録する
一時期「レコーディングダイエット」が流行りましたね。
私も毎日つけていた時期がありました。
あれはまさに記録の効果によるものですよね。
何かを始めたとき、1日の変化なんて大したことありません。
「昨日の自分」と「今日の自分」の違いなんて目に見えない。
昨日走ってみたからって、今日いきなり早くなるわけじゃありません。
だけどあるとき振り返ってみて、
「あれ?はじめた頃から比べるとずいぶん成長してる!」
と感じることがある。
成長が実感できて、それがモチベーションにつながっていく。
他にも、記録するときにこれまでの記録が目に入るというメリットがあります。
それほど意識してるわけじゃなくても、なんとなく目にしているだけで、意識する頻度が増えるようになります。
5、1ヶ月に1度、振り返ってみる
毎日記録を目にしているだけでも意識は変わっていきますが、改めて分析する時間をつくると、より効率的に成長できるようになります。
PDCAのCですね。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Act(改善)
先月と比べて今月はどうだったか。
今月は満足できる結果を出せたか。
出せなかったとしたら、何が原因だったのか。
来月満足する結果を出すためにどうしていくか。
6、途中に成果発表の場がある
マラソン大会が開催される時期は10月ごろから4月まで。
その間、全国各地でさまざまな規模のマラソン大会が開催されます。
東京マラソンのようなテレビ中継されるメジャー大会もあれば、「◯◯市民マラソン」というごく小さな大会もあります。
距離も10kmから、フルマラソンまでさまざまです。
マラソンが趣味の人は、たいてい毎月何かしらの大会に参加します。
それは本命といわれる「勝負レース」のため。
勝負レースでいい結果が出せるとも限りません。
本番に似た環境で、自分の実力を見極める。
また、本番に似た環境で慣れておく。
7、最終目標(本番)がある
マラソンの勝負レースもそうですし、試験もそう。
すべてはこの日ためにやってきた、と思える発表の場が必要です。
これがないと、目標があやふやになり、努力する力が弱くなります。
いつまでにどうなっていたいか。
試験などの明確な目標がない場合は、最低でも1年に1回は区切りとなる目標が欲しいですね。
まとめ:【怠けものでも変わる】努力が苦手な人でも継続できるようになるためには
今回は、走ることが苦手だった私が、8年走り続けて結果を出すことができた経験から、苦手なことでも継続するための方法を分析してみました。
- 小さな目標を立てる
- 同じような目標を持っている人がたくさんいる環境に身を置く
- 目標を宣言する、公開する
- 努力の成果を記録する
- 1ヶ月に一回ふりかえってみる
- 成果発表の場がある
- 最終目標(本番)がある
ちなみにこの方法は、努力を継続させるための方法です。
たとえば資格勉強をしていたとき、1〜5はやりませんでした。
資格に関しては、試験に合格することが目的であって、勉強を続けることが目的ではないからです。
やるべきことは、試験に合格するための知識を身につけること。
「勉強時間を記録しよう!」という意見もありますが、社会人が確保できる勉強時間は限られています。
記録をつける時間があったら勉強する。
(モチベーションが下がったときに、気分転換で2chのスレッドを見たりはしてましたが)
本当のゴールを見失わないように気をつけてくださいね。