
私が人生で一番つからったのは小学生の時でした。
友人関係でものすごく悩んでいました。
理由は授業。
小学生の時って、授業で何かと
「じゃあペアを組んで~」
とか言われるじゃないですか。
例えば体育とか。
あのときの
『誰を選ぶか?』
みたいな駆け引きがすごく苦手だったんです。
仲良しグループ内でも、一時的に特定の子を
「あの子ってちょっと○○だよねー」
と、仲間内からはずしたりがあります。
子供って残酷ですよね。
そんな状況で、誰かとペアを組めと言われた時の選ばれない感とか・・・。
あのペアを強要される時間というのは恐怖でした。
一人だけあぶれるとか、もう公開処刑。
あとは、仲のいいお友達が学校休みの日とかね。
休み時間に一人で孤独に見えることがすごくイヤでした。
孤独がイヤなんじゃなくて、孤独に見えることがイヤだった。
誰かがコソコソ話している様子を目にすると、自分のことを話しているんじゃないか、と必要以上に疑心暗鬼になったり。
過剰に人目を気にする方だったと思います。
今思えば、ひとりっ子でマイペースに生きてきた子が、いきなり集団生活を余儀なくされ、うまくやる方法がわからなかったんだな、と思います。
仲良しグループなのに怖すぎた事件
忘れられない事件があります。
小学生の時、私はどちらかというと大人しい性格なのに、なぜかクラスでリーダー格の子たちのグループにいました。
はじめは普通に仲の良い4人組だったのです。
が、ある時からそこに一人の女の子が加わり、バランスが変わっていきました。
徐々に居心地の悪さを感じるようになり、私は他のグループの子たちと仲良くなっていきました。
リーダー格のグループとは徐々に距離を置こうとしたんですよね。
そしてある日、Aちゃんに呼び出されました。
「私たちとあっちのグループ、どちらと仲良くするつもりなの」
今思えば、何でいちいちそんなことを宣言しなければいけないんだと。
どっちでもあんたに関係ないだろ、と思うわけです。
しかしあの時は、完全に蛇に睨まれた蛙状態で、「あなたのグループと仲良くする」としか答えられなかったんですよね。
もしあの時、反対の答えを言っていたら、確実に陰湿ないじめを受けていたことでしょう。
その後、私が楽しく過ごせたかというとそうでもなく、Aちゃんに怯えながら小学生時代を過ごすこととなったのでした。
自分を変えれば周りが変わる
そんな状況がイヤで、中学に入ってからは、逆に1人で行動することを意識するようになりました。
必要以上に相手に合わせない。
自分のペースで行動する。
最初はもちろん勇気を振り絞って、という感じでしたが、徐々にそれが当たり前になっていき、
好きなものは好き
嫌いなものは嫌い
と自分の軸を持つことができるようになりました。
だからと言って、友達ができなかったわけでもなく、今でも中学生の同級生とは年に数回集まるくらいに連絡を取り合っています。
(それでもいつも参加するわけではないので、レアキャラです)
一人の時間を楽しめるようになるとラクになる

今は一人で行動するほうが好きです。
もし、中学生になるときに1人で行動する決意をせず、常に1人でいることができないままだったら、大人になってからもっと苦しんだんじゃないかと思います。
実際、大人になってからもそういう女性は多い。
お昼ゴハンを一緒に食べて、
会社の飲み会でもいつもくっついてる。
もともとそういう性格の人もいるだろうし、
そういう状態で安心する人もいるでしょう。
ただ、私は自分に興味のないことについておしゃべりしたり、
どうでもいいドラマの感想を言い合ったり、
そういうことに時間は使いたくなかった。
だから私は早く卒業できてよかったよ。
そんな私は今、こんな風に考えるようになりました。
